愛媛大学助教授の超心理学講義
どんな伝承か
1990年代の日本では、超常現象をめぐる新しい動きがいくつも現れ、超心理学の講座を持つ大学もわずかながらあった。その一例として、愛媛大学助教授の中村雅彦は大学でトランスパーソナル心理学と超心理学を講じ、超心理学を教えることの教育上の価値を説いた。オウム真理教のような新宗教の集団に加わる若者が信じ込む迷信を防ぐ手立てとして、超心理学の教育が役立つと考えられていたのに、彼の講義はいまは開かれていないという。大学生のオカルト信奉と、超心理学の教育による見方の変化を調べた中村の論文は、愛媛大学の紀要に載っている。
原典より
There are a few universities which have courses on parapsychology.—— 超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ(小久保秀之・超心理学研究・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ(小久保秀之・超心理学研究・1998年(平成10年))
『超心理学研究 第3巻第1号 ―特異現象に関する現代日本の研究グループ』は、小久保秀之が一九九八年の『超心理学研究』第三巻第一号に載せた英文の研究論文である。第二次世界大戦後の日本で特異現象を研究してきた学術的な集団の歩みを、ユリ・ゲラーの来日と中国の気功研究という二つの衝撃を境に三つの時代に分けてたどる。日本語の要旨を添え、超心理学や気功にかかわる学会・研究所・民間団体の沿革と成果を順に紹介し、巻末に参考文献と各団体の所在地を載せる。