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馬堀と白犬に導かれた成願寺の縁起

所在地京都府宮津市字小田宿野(成願寺)
年代伝承(口承)
登場麻呂子親王、夷賊征伐の皇子(原典表記は麿子皇子)
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

『丹哥府志』の記す医王山成願寺。麿子皇子の開基で、本尊の法界勝恵遊戯神通如来は皇子が自ら彫ったものだという。縁起によれば、推古帝三十三年に皇子は勅を奉じて三上山の夷賊を征伐した。丹波の篠村で人が馬を埋めるのを見た皇子は、この行が首尾よくいくならこの馬は蘇るはずだと誓う。すると土中で馬が嘶いたので掘らせると駿馬であった。その地を馬堀という。皇子は生野の里で老翁から明鏡を戴く白犬を贈られ、これを導きに丹後の雲原村へ至って薬師像七体を彫った。夷賊は鏡の光に妖術を封じられて滅び、七寺が建てられたと記す。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第8巻』は、黄地百合子・酒向伸行・田中久夫が滋賀・京都・兵庫の三府県を分担して執筆し、福田晃がまとめた伝説集である。丹波の湖を神々が切り開いた国造りの話、神同士の争い、英雄や長者の盛衰、蛇と人の話、魚・鳥・石・塚・祠堂の由来などを、各地の口承や記載資料から集める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、高木敏雄・柳田国男の対応する話名を付す。

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