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海底から上がる鳴門明神の竜灯

所在地山口県柳井市大畠(鳴門明神)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第10巻

どんな伝承か

玖珂郡誌の伝えるところによる。鳴門明神は祭神五座を祀り、大畠明神とも迫門明神とも呼ばれる。毎年十二月晦日の夜更け過ぎに怪しい火が現れる。灯火は鳴門の海底から出て社の中へ至り、俗にこれを竜灯という。火の数は一つ二つのときも三つ五つのときもあり、年によって違う。祭礼は正月二十三日で神輿の出御はない。社の左脇には昔から竜灯松と呼ばれる大松があり、大晦日の丑の上刻に海中から竜灯が上がるという。海上の静穏と船の安全を守る神である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第10巻』は、全国の伝説を型ごとに分けて集めた叢書の一巻である。岡山・広島・山口の三県を伝承地とし、蘇民将来、吉備津彦と温羅、厚狭の寝太郎、化け猫、河童駒引き、夜泣き石、姥棄て山などの伝説を、聞き書きや市町村誌、民話集から採って収める。「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」の部に分けて番号順に並べ、各話には伝承地と本文のあとに〔類話〕と近世の地誌などを引く〔文献〕を添える。

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