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祠を張り裂くほど育つ伊島の神石

所在地徳島県阿南市伊島(伊島えびす明神)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第12巻

どんな伝承か

徳島県阿南市の伊島にあるえびす明神の話。享保の末ごろ、この海辺で網を引くと、鞠ほどの大きさの丸い石が魚に交じって上がった。漁師は捨てたが、三日続けて掛かり、そのたびに大漁が続いたので持ち帰り、蛭子大明神として祀った。五、七年たつと神体の石がやや大きくなり、祠を張り裂くので造り直した。その後も神石は肥大し、そのたびに祠を建て替えることが数度に及んだ。今では長い年月を経て、神石は三かかえほどにまで大きくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第12巻』は、四国四県(香川・愛媛・徳島・高知)の伝説を話型ごとに集めた伝説集成の一巻である。神々の争いや大人の足跡、弘法大師の彫り残しや麦の種、英雄の誕生、長者、人柱、蛇聟、狼の報恩、化猫退治、首切れ馬、夜泣石、地蔵の霊験などを、町村誌や地方の伝説集、昭和五十三年度立命館大学説話文学研究会の採集調査稿から採る。百三十九話に通し番号を付け、各話に伝承地と出典、高木・柳田の分類名を添え、県別の〔類話〕と〔文献〕を続ける。

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