おかぐら二階の呪い
どんな伝承か
著者の友人Pさんは東京・世田谷の上北沢で商店を営んでいた。部屋貸しが儲かると聞いて、昭和三十年、それまで平屋だった建物の上に二階を継ぎ足す「おかぐら二階」にし、その二階をアパートにした。貸間の商売は当たったものの、増築から四年目の昭和三十三年、親族の借金の保証人になったことがもとで訴訟沙汰に巻き込まれた。もめごとが続くうちに七年目の昭和三十六年を迎え、今度は自宅から火を出して家がすっかり焼けてしまった。平屋に二階を足すと四年目・七年目といった節目に住む人の身に変事が起こると昔から言われており、著者はこれをその実例の一つとして挙げている。
原典より
確かに室貸しをやって、儲かったのだが、それから四年目の昭和三十三年に、身内の者の借金の保証をしたために、訴訟事件が起り、ゴタゴタしているうち、七年目の昭和三十六年には、自分の家から火を出し、全焼してしまったのである。—— 続四次元世界の謎(内田秀男・四次元世界の謎シリーズ・1970年(昭和45年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
続四次元世界の謎(内田秀男・四次元世界の謎シリーズ・1970年(昭和45年))
『続四次元世界の謎』は、内田秀男が昭和四十五年に著した超常現象の論考集である。昭和三十八年から四十三年にかけて月刊誌『電波技術』に「あなたは信じますか」の題で書いた記事を抜き出したもので、前兆や因縁、建物のたたり、九星学による相性と方位、テレパシーを、電気・磁気の定数や電波の考え方で説明しようとする。神秘と科学の間・ミステリー世界からの信号・運命の予知と対策・理論から実験への四部に分け、図表と著者の実験の記録を多く載せる。