かき殻土手
どんな伝承か
江戸時代、柿木村と八条村(現在の八潮市)との村境には土手が築かれていて、その土手をかき殻土手と呼んでいた。このあたりは柿木の方が高いので、少し水が出ると八条の方の田に水が流れ込んでしまう。それを防ぐために築かれたものである。土手はかき殻を敷き固めて補強してあり、そこからかき殻土手の名が起こったのだと伝えている。
原典より
この辺りは、柿木の方が高いので、少し水が出ると、八条の方の田に水が流れ込んでしまうので、それを防ぐために築かれたものであり、かき殻を敷き固めて補強した土手であった。—— 草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史)
『草加市史 民俗編――伝説』は、草加市史民俗編のうち「二 伝説」の章である。地名起源・塚・神々・地蔵・薬師・観音・その他の神仏・旅の僧・動物と妖怪の九節で、柿木や青柳の地名の由来、毛長神社の御神体、疣地蔵や火あぶり地蔵、雨乞いの龍、むじな大尽などを、『新編武蔵風土記稿』や縁起碑、土地の伝えによって記す。第十節「世間話」は狐・むじな・狸・雷獣の聞き書きを集め、話ごとに町名と話者の頭文字・生年を添える。