塞塚の狐の嫁入り
どんな伝承か
柿木町には、塚と結びついた狐の嫁入りの話がいくつか伝わっている。そのひとつが塞塚という塚にまつわるもので、秋になると時おり、この塚のあたりを嫁入りの行列が進んでいくのが見られたという。村の人たちは、あれは塚にすむ狐がよその狐のもとへ嫁いでいく行列なのだと語り合った。
原典より
塞塚という塚があって、秋になると時折、この塚の辺りに嫁入りの行列が見られたという。—— 草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
草加市史 民俗編――伝説(草加市(編)・草加市史)
『草加市史 民俗編――伝説』は、草加市史民俗編のうち「二 伝説」の章である。地名起源・塚・神々・地蔵・薬師・観音・その他の神仏・旅の僧・動物と妖怪の九節で、柿木や青柳の地名の由来、毛長神社の御神体、疣地蔵や火あぶり地蔵、雨乞いの龍、むじな大尽などを、『新編武蔵風土記稿』や縁起碑、土地の伝えによって記す。第十節「世間話」は狐・むじな・狸・雷獣の聞き書きを集め、話ごとに町名と話者の頭文字・生年を添える。