殉死した侍女十三人を祀る十三塚
どんな伝承か
浄念寺の裏に十三塚がある。須坂町新町の商家の若者が都へ上って公卿の邸に仕えたところ、その家の姫が思いを寄せ、駆け落ちして帰る若者を追ってきた。だが家には入れてもらえず、日滝村相森まで来て自害し、供の侍女十三人も後を追った。男の家では祟りを恐れて姫を祀り、侍女たちの墓も建てて十三塚としたという。相森神社は俗に添わずの神社と呼ばれ、嫁入りの行列が忌む場所だが、社殿の鍵は今もこの家が預かっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。