夕日を呼び戻し目がくらんだ長者
どんな伝承か
賀茂の里に権勢を誇る長者がいたという。あるとき長者は扇をかざして沈む夕日を呼び戻し、もっと強く輝けと言い放った。すると日輪は朝日のように照りつけ、長者は目がくらんで、ほどなく死んでしまった。この土地にはまた、「あさひさす夕日かゞやくこの塚に とりめ千貫ありとこそ知れ」という、埋蔵金のありかを示すという歌も残されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。