老婆が教えた田尾城の米の水
どんな伝承か
天正五年、土佐の兵が攻め入ったとき、野田の老婆が城中の水の乏しいことを敵に教え、火を放たせた。城兵が火を消そうとして何かをかけるのを見た敵が怪しむと、老婆は、あれは水ではなく米だと教えたという。それ以来、老婆の家からは代々不具の子が出ると伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。