白骨を告げた猿と二軒の茶屋
どんな伝承か
昔、ここに二軒の茶屋があり、旅人を泊めては殺して金を奪っていたという。また一説には、目明しがこの茶屋の近くを通ったとき一匹の猿が現れ、谷へ連れて行って白骨を見せた。二軒の茶屋を調べても白状しないので猿を引き出したところ、猿は一人の男を引っ掻いたので、その男が犯人と決した。この猿は、殺されて金を奪われた猿廻しの猿だったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。