木ノ芽峠の地蔵と十数年後の仇討ち
どんな伝承か
南条郡鹿蒜村の木ノ芽峠での話。旅人を殺した馬子が、峠の地蔵に向かって誰にも言わないでくれと頼むと、地蔵は、自分は言わないがお前が言うなと答えた。馬子は罪滅ぼしのため巡礼となり、十数年の後に再びこの峠を訪れた。地蔵の前で道連れの旅人に昔の出来事を打ち明けたところ、相手は殺された者の子で、その場で仇を討たれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。