信田小太郎ゆかりの柿と五人塚
どんな伝承か
美作の旧苫田郡加茂町原口に伝わる柿の木である。信田小太郎の乳母が実を持ってきて植えたものといい、この種を他の土地へ移すと普通の柿になってしまうという。小太郎は主従五人でここへ落ちのびて討たれたと伝えられ、その五人塚が残る。小太郎堂には小太郎と乳母、従者二人の木像が納められており、かつては傍らに坊主の像もあったが盗まれた。村のある家には信田双紙という印板の書も蔵されているという。
原典より
信田小太郎の乳母が、實を持つて來て植ゑたといふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。