礎から産み出された八坂神社の石
どんな伝承か
朝日の八坂神社の境内に産石と呼ばれる石がある。社が一時荒れ果てて礎ばかりが残っていたころ、天明四年の正月に、その礎の中ほどから美しい石が姿を見せはじめた。石は日を追って大きくなり、やがて礎から産み落とされるように離れたと伝えられている。
原典より
八坂神社の境内にあり、八坂神社が一時荒廢して礎だけ残つてゐたが、天明四年正月その礎の中腹から、美しい石が見え出し、次第に大きくなつて産みはなれたといふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。