お里の木遣で運ばれた橋材
どんな伝承か
鹿島村蔵掛のさとや橋は、橋から南へ二町ほどの所に立っていた大きな槻を伐り、橋材にしようとしたことに始まる。木は血を流し、七日たってようやく倒れたが、重くて動かせない。そこでお里という女に木遣を掛けさせたところ、材は軽々と運ばれたという言い伝えが残っている。
原典より
橋の二町許り南に大きな槻があり、これを伐つて橋材にしようとしたが、樹から血を出して七日にして倒れた。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。