膳椀を貸したわんぼこ松の桜塚
どんな伝承か
熊野神社の東、桜の木のかたわらに小さな祠があり、これを桜塚と呼んだ。里人はわんぼこ松の名で呼び、膳や椀が足りないときこの松に借用を願うと、翌朝には必ずしるしがあったという。明治三十年、この地に練兵場が設けられることになり、祠は北安東の西谷仁氏の屋敷内へ移された。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。