釣竿で狐を渡した礼と狐橋の由来
どんな伝承か
足羽郡社村の若杉での話。福井藩の武士が川で釣りをしていると、親狐が三匹の子を連れて渡りかね、岸で立ち往生していた。武士が釣竿を川に差し渡してやると、狐たちは無事に向こう岸へ渡っていった。翌朝、門前に大鯛をいっぱい詰めた魚籠が置かれていたという。それからこの川を釣川、そこに架かる橋を狐橋と呼ぶようになったと『南越民俗』は伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。