魑魅を鎮めた最澄の経塚
どんな伝承か
甲賀郡大野村の今郷は、昔このあたりが深い林で、魑魅がたびたび現れて人に害を加えたという。延暦二十年の正月十八日、最澄がこの地を訪れて大般若経を読み、その経巻を土の中に納めた。それから怪異はやみ、この場所を経塚と呼び伝えるようになったと甲賀郡志は記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。