法清寺に伝わる宗助国の御胴塚
どんな伝承か
対馬の佐須村樫根にある法清寺の庭に、御胴塚と呼ばれる塚がある。宗助国の胴を葬った場所と伝わり、正月四日に祭りが行われるという。同じ条は、対馬の仁位上里に残る塚も併せて記している。仁位大和守調興の五男は出家して心甫と名乗ったが、実家を怨んで山伏となり、呪詛を行っていたことが露見したため自ら首を吊ったといわれる。その首と胴、数珠と経文をそれぞれ別に埋めたのが、当地に残る首塚・胴塚・経塚だとされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。