『竹内文書』その他の古史古伝
どんな伝承か
古史古伝とは、記紀や中国の正史とは異なる古代史を語る書物をまとめた呼び名である。代表格の『竹内文書』は、富山の久郷生まれの竹内巨麿が家に伝わる古文書だと称して公にしたもので、天地創造に始まる神々の系譜がいつしか人の歴史へつながり、記紀の神々が超古代の天皇やその臣下として描かれる。巨麿は自分の家を太古の越中にあった皇祖皇太神宮の末裔だと唱え、茨城の磯原に天津教を開いて、文書はその神殿の宝物だとした。青森のキリストの墓などの由来も、昭和初期に研究家の見聞を巨麿が由緒書きで裏付けるうちに文書へ取り込まれたという。南朝関係の文書を批判的に調べることで、偽書と明らかになった。
原典より
巨麿は竹内家について、太古の越中にあった皇祖皇太神宮という神殿の末裔だったと主張し、現茨城県北茨城市磯原町にその神殿の後継という天津教なる教団を起こした(現在の宗教法人皇祖皇太神宮)。—— オカルト「超」入門(原田実・原田実・オカルト検証) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
オカルト「超」入門(原田実・原田実・オカルト検証)
『オカルト「超」入門』は、原田実が著したオカルトの入門書である。UFOと宇宙人、心霊と死後生存、超能力と超心理学、UMA、超古代文明とオーパーツ、フォーティアン現象、超科学、予言、陰謀論を取り上げ、個々の事件の経緯をたどりながら、それが生まれた時代や社会の背景を読み解く。序文と九章、終章から成り、序文では著者自身の体験を語り、オカルトを信奉でも否定でもなく検証して教養とする立場を示す。