乃木大将が学習院で語った怪異談
どんな伝承か
死んだ当日に一度だけ現れる幻の姿とは別に、同じ姿がある地域や家屋の中で、一人または二人以上の者に何度も現れることがある。そうなると幽霊屋敷と呼ばれるものが成り立つ。西洋には心霊現象研究会が調べた確かな例も少なくないが、日本では、乃木大将が明治四十二年六月二十四日に学習院の生徒へ語ったという自身の経験談が、いくらか信を置いてよいこの種の一例として挙げられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊学講義(変態心理学講義録)(小熊虎之助(述)・日本変態心理学会・心霊学・変態心理学)
『心霊学講義(変態心理学講義録)』は、文学士小熊虎之助が述べ、東京の日本変態心理学会が出した心霊学の講義録である。心霊研究の態度と詐術の例から説き起こし、こっくりさんなどの自働現象、精神感応、交霊、透視と未来の予知、心霊物理現象、騒ぐ幽霊を、英国の心霊現象研究会の調査例や講者が盛岡で確かめた事例を引きながら心理学の立場から論じる。終章で長尾夫人や三田光一の念写を検討し、巻末に内外の参考書解説を付す。