吉羽の天神様のヌシ・大蛇
どんな伝承か
吉羽の天神様にはヌシが棲んでいて、七回半まわるとそのヌシが出てくるといわれた。同じ吉羽では、天神様の丸い池を七回まわると大蛇が現れると子どもの頃に聞かされた人もいる。また昔は天神様の池に大蛇がいて、近づく者を引き込むとも恐れられていた。三人の語り手がそれぞれに伝える、天神様の池のヌシと大蛇の言い伝えである。
原典より
子供の頃、吉羽の天神様の丸い池を7まわりすると大蛇が出ると聞かされたことがある—— 久喜市史 民俗編――伝説・世間話(久喜市(編)・久喜市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
久喜市史 民俗編――伝説・世間話(久喜市(編)・久喜市史)
『久喜市史 民俗編――伝説・世間話』は、久喜市の市史の民俗編から、伝説と世間話を中心とする節を収めたものである。御陣山公園の龍や大蛇、吉羽の天神様の池のヌシといった伝説と、狐やムジナに化かされた話、天狗や河童、人魂の話、明治四十三年と昭和二十二年の大水の話などを、話者の地区と頭文字を添えて載せる。世間話は動物・妖怪・化物、社寺・小祠等、事件・事象、その他に分け、続く民俗知識等では俗信を、土地の話では久喜という地名の由来の説を記す。