弘法大師が蚊を封じた池
どんな伝承か
郡津の上茶屋から南へ下っていくと、明遍寺の北から郡津駅へ通じる道と交わる十字路に出る。その交差点を北から南へ越えた東側が「蚊封じの池」だと伝えられている。昔、弘法大師がこの場所でひと休みしたとき、地面から三尺の高さまで蚊が寄ってこないようにと祈った。それからというもの、この池のあたりには蚊がまったく来なくなったという。大師の祈りがそのまま池の名になって残っている。
原典より
昔、弘法大師がここでお休みになった時「蚊が地面から三尺のところまで来るな」とお祈りをされた。—— 交野市史 民俗編――伝説(交野市(編)・交野市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
交野市史 民俗編――伝説(交野市(編)・交野市史)
『交野市史 民俗編――伝説』は、交野市が編んだ市史の民俗編から伝説の章を収めたものである。交野の各地に伝わる池・古墳・寺社・地名にまつわる伝えを集め、産所とよな池、弘法大師の蚊封じの池、獅子窟寺の再建の由来、小松寺の起こりなどを、所在地や文献の記述を添えて記す。郡津・倉治・私部・森・寺・傍示・私市・星田の八地区を節に立て、地区ごとに話を並べる。