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禁忌の俗信

所在地神奈川県平塚市
出典平塚市史民俗調査報告書 7

どんな伝承か

平塚市の民俗調査で採録された、してはならないことを説く言い伝えである。正月のお飾りを前の晩だけ飾る一夜飾りや、29日にクンチモチと呼ぶ餅をつくことは避けられた。盆のあいだは生きものを仏の使いとみて捕らず、七草までと夜には爪を切らない。縁組みでは未年の女や年まわりの悪い四め十めを嫌い、一軒に巳・寅・申の者がそろうのも忌んだ。妊婦は馬の手綱をまたぐとお産が重くなるといい、42の厄年の男がいる家では節が42あるセリを家に入れなかった。柿の木に登る、北向きに洗濯物を干す、出針を使うことも戒められ、梅は漬け始めたら三年続けるものとされた。

原典より

セリは42節あるので、42才の男の厄年のいる家はセリを家の中に入れてはいけない。—— 平塚市史民俗調査報告書 7 より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

平塚市史民俗調査報告書 7

『平塚市史民俗調査報告書 7』は、平塚市史のための民俗調査報告書から、第六章「話と心意」の一部を収める。冒頭の講員名簿の末尾に続き、俗信を予兆・禁忌・呪法・民間療法に分けて一行ずつ列挙し、天気や夢、厄年、病の手当てにかかわる言い伝えを並べる。昔話・世間話・伝説の節は、旧市内の松原・崇善・富士見地区で聞いた話の概況として、語り出しと結末の句、伝承の場、須賀の頓狂話などの特色を述べて終わり、話そのものは載らない。

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