須賀の頓狂話
どんな伝承か
この地域の世間話の特徴として、須賀の頓狂話が挙げられている。須賀の魚売りが商いの芸として身につけたもので、広く笑い話として語り伝えられたという。昔話に分類することもできるが、伝承の実態を考えて世間話の項で扱われている。世間話は明治二十六年生まれから大正十二年生まれまでの二十四名から八十六話が聞き取られ、背景となる時代は江戸末期から明治・大正・昭和初期のものが多い。素材は動物・妖怪・人・家・村にまつわる変わった話や怪しい不思議な話で、地名や人名を伴い、事実談・経験談の形で語られたとされる。
原典より
この地域の特徴とも思われる須賀頓狂話は、須賀の魚売りが商の芸として身につけたもので、広く笑い話として語り伝えられたようである。—— 平塚市史民俗調査報告書 7 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
平塚市史民俗調査報告書 7
『平塚市史民俗調査報告書 7』は、平塚市史のための民俗調査報告書から、第六章「話と心意」の一部を収める。冒頭の講員名簿の末尾に続き、俗信を予兆・禁忌・呪法・民間療法に分けて一行ずつ列挙し、天気や夢、厄年、病の手当てにかかわる言い伝えを並べる。昔話・世間話・伝説の節は、旧市内の松原・崇善・富士見地区で聞いた話の概況として、語り出しと結末の句、伝承の場、須賀の頓狂話などの特色を述べて終わり、話そのものは載らない。