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鈴木三郎重家を川止めした鈴留川

所在地埼玉県東松山市(円珠寺)
登場鈴木三郎重家、源義経、語り手、伝承者、源義経の家臣・草庵に泊まった山伏、重家の主君
出典東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

大雨で川止めにあった若い山伏が、人里離れた草庵の尼僧に一夜の宿を乞うた。尼は男を泊めるのをためらったが、雨風を見かねて迎え入れる。山伏はその夜から高熱で倒れ、尼の看病で四日目にようやく目を覚まし、源義経の家臣鈴木三郎重家だと明かした。主君を追って奥州へ急ぐ途中、増水した川を渡れずにいたのだという。回復した重家は再会を約して負笈を預けて旅立ったが、衣川で主君とともに果てたとされる。尼の情にほだされてこの地にとどまったという説もある。負笈は円珠寺に伝わったが火災で焼けた。重家を川止めしたので、この川を鈴留川と呼ぶという。

原典より

里人重家を川留めしたので、この川を鈴木留めた川、鈴留川と呼んでいる。—— 東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説(東松山市(編)・東松山市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説(東松山市(編)・東松山市史)

『東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説』は、東松山市の市史の民俗編のうち、伝説の部分を収めたものである。岩殿山の悪龍退治や比企一族の落人の話、永福寺の河童の詫証文、箭弓神社の銭絵馬、狐に化かされた話、神かくし、雪女郎など、市内の寺社・坂・沼・塚にまつわる四十六話を載せる。多くは会話を交えた物語の形で書かれ、筆者が幼い頃に母から聞いた話や古老から聞いたままの話も含み、末尾に〔 〕で由緒や文献の注を添える。

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