普妙寿会とラインハートの物品出現の真偽
どんな伝承か
横浜の宗教団体・普妙寿会では仏像などが次々に現れるが、著者はそれが本当に物品引寄せなのかを考える。どこかから運ばれたのなら品物の消えた先があるはずなのに紛失の届けはなく、近辺の仏像の作り手を当たってみる必要があるという。著者が口にしたぶどう酒も、外から持ち込んだとは思えない自然な味だった。明るい場所で起こるのに、物が消える瞬間も現れる瞬間も誰一人見ていない。アメリカの霊媒ラインハートは口から千個ものメノウを出し、先に呑んでいたとも疑われたが、彼も教祖の景山女史も品を無償で配っており、手品と決めつける根拠はないと著者は述べる。
原典より
なお、この現象は、物体が消えてゆく様子や、現われてくるところは、明るい所で現象が起こるにもかかわらず、誰も目撃していないのです。—— 四次元世界の神秘――超能力・超心理の驚異(橋本健・橋本健・超心理学・1966年(昭和41年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の神秘――超能力・超心理の驚異(橋本健・橋本健・超心理学・1966年(昭和41年))
『四次元世界の神秘――超能力・超心理の驚異』は、橋本健が昭和四十一年に著した超心理学の解説書である。予知夢や虫の知らせ、テレパシー、物品引寄せ、念力、心霊現象を内外の事例と実験で紹介し、それらを四次元の世界観と相対性原理・不確定性原理で説明しようとする。後半では霊界通信の機械や潜在意識を論じ、希望の達成や富の獲得、心の病の治療への応用法を説き、あとがきで超心理学研究の進展を呼びかける。