久保村春日神社の酒の詩絵馬
どんな伝承か
久保村の春日神社には、酒を詠んだ詩の絵馬が掛かっている。同じ村には酒屋という屋号の家があり、昔は酒を売っていたといわれ、面と呼ばれる赤塗りの大きな口の酒の枡が残されている。また鶴来の米屋という薬屋も、藩政のころには酒を、それも菊酒を造っていたという。いずれも白山麓の菊水で醸された菊酒にまつわる言い伝えとして書き留められたものである。
原典より
又同村に酒屋と呼ぶ屋号の家あり、古く酒を売りたる由、酒の枡で面と呼ぶ赤ぬりの大きな口のある入れ物が残されている。—— 河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史)
『河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説』は、白山麓の河内村の村史の民俗編から、民話・伝説と故事を記した節を収めたものである。白山の千蛇ヶ池や富士山との背くらべ、高ボウケの大蛇、猿仏の名号、おひなの荒、天狗、菊酒、池の金山の伝説など、村と周辺に伝わる話を、白山関係の古文書や郡誌を引きながら記す。第三節「民話 伝説」、第四節「故事 伝説」、第五節「伝説」に分け、話ごとに題を立てて由来や現地のようすを添えている。