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広憧寺のキツネッキと作占

所在地愛知県稲沢市下津(広憧寺)
年代不明
登場広栄講の行者
出典西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異

どんな伝承か

稲沢市下津の広憧寺には林稲荷と呼ばれる稲荷社が祀られており、住職の手伝いをする人がいて、その人はキツネッキと呼ばれていた。旧暦二月の初午には、オタメシという作占いの作り物が小屋の中に飾られる。これは節分の日の夕方、稲荷講である広栄講の行者が御座立てを行い、とり憑いた狐からその年の作柄や天気を聞き出して書き留め、それを形にしたものだという。西春町の野崎や宇福寺、山之腰、北野の人々にも知られていた。

原典より

旧二月の初午のオタメシ(小屋の中に作占の作り物がある)は、節分の日の夕方、広栄講(稲荷講)の行者が御座立てによってとり憑いた狐から作柄や天候について聞き、…—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)

『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町の町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節をムラごとの十八項に分けて並べ、最後の項の五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。

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