水子供養の元祖が説いた中絶相談への答え
どんな伝承か
水子供養ブームの火付け役とされる、秩父の紫雲山地蔵寺の初代住職・橋本徹馬(1890〜1990)は、1967年の著書『信仰百話』に、ある相談のことを書いている。妊娠中絶をしたと打ち明けられた橋本は、それだけならさほど案じることはない、その子はやがてまた宿るのだから、よく詫びて、今度こそきちんと育てると誓えばよいと答えたという。著者の志水一夫は、水子の祟りは後に生まれた兄弟姉妹に最も強く出るという一部の説とは正反対の考えを、水子供養の元祖と目される人物自身が述べていると指摘し、供養しないと障害が出るなどと脅されて大金を出すのは愚の骨頂だと説いている。
原典より
特に、 水子の祟りはその後に生まれた兄弟姉妹に最も大きく出る などという一部の人たちの説とは正反対のことを、橋本師が述べておられることは注目される。—— 大予言の嘘——占いからノストラダムスまで その手口と内幕(志水一夫・オカルトの嘘・1991年(平成3年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大予言の嘘——占いからノストラダムスまで その手口と内幕(志水一夫・オカルトの嘘・1991年(平成3年))
『大予言の嘘――占いからノストラダムスまで その手口と内幕』は、志水一夫が平成三年に著した、占いと予言の内幕を検証する本である。第一部「占いの嘘」ではインチキ占い師の手口や霊感商法、天中殺と大殺界、占星術、姓名判断や易を取り上げ、第二部「“大予言”の再検討」ではノストラダムス予言の解釈の出所と誤りを文献をたどって論じる。霊言版ノストラダムスを扱う番外篇、前著『UFOの嘘』のその後を記す付篇、関連研究団体の一覧、あとがきを付す。