泣き声の聞こえる嫁の田の池
どんな伝承か
更級郡三水の里に伝わる話。ある嫁が姑から一日のうちに田植えを終えるよう命じられ、あと少しというところで日が暮れかかった。嫁は蓑を落としたまま、そこで息絶えてしまったという。その田からは水が湧き出して池となり、どれほどの旱でも水が減ることがない。天気の変わり目には、今も嫁の泣く声が聞こえるといわれる。日本伝説集に載る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。