鵺を射た矢を持つ矢の根地蔵
どんな伝承か
横町の地蔵を矢の根地蔵と呼ぶ。源三位頼政が御所に現れた怪物を退治するとき、守り本尊であるこの地蔵に願をかけた。すると夢の中に地蔵が現れ、矢田の奥の鶏山にいる白鳥を夜明け前に射て、その羽で作った矢を用いよと教えたという。像は三尺ほどで、手にする錫杖は矢の根で作られており、それが鵺を仕留めた矢だと伝える。今は産婦の信仰を集めている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。