念じて植えれば食える大師芋
どんな伝承か
備中の旧阿哲郡草間村の草間で、渓流の近くに自生する芋を大師芋と呼ぶ。食わず芋という別名もある。種芋を持たない者が心の内で大師を念じ、この芋を持ち帰って畑に植えると、普通に食べられる芋になるという。ところが種を返すつもりでもとの場所へ植え戻すと、再びえぐくて食えない芋に戻ってしまうと伝えられている。
原典より
溪流の近くに自生する芋をいつてゐる。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。