神意を軽重で告げる殿前の伺石
どんな伝承か
沼津の上香貫、殿前と呼ばれる場所に道祖神が祀られている。ここでは石に願い事を告げてから持ち上げてみる。こちらの申し立てが神の思し召しにかなっていれば石は苦もなく持ち上がり、思し召しに背いていればどうしても上がらないという。石の軽重で神意を測るこの作法から、伺石の名がある。
原典より
道祖神あり、伺ひを立て、こちらのいふことが御考にあつてゐれば容易に上り、違ふときは上らないといふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。