弘法大師が湧かせた十四の泉
どんな伝承か
群馬郡京ヶ島村(現在の高崎市)では、三島から矢島、西島へと至る一帯に十四か所の清らかな泉があると伝えられる。この地はもともと飲み水に乏しく、村人が難儀していた。それを憐れんだ弘法大師が、手にしていた杖を地へ突き立てたところ、たちまち清水が湧き出したという。村ではその出来事を長く記念して、これらの泉をいろは井戸と呼びならわすようになったと伝わる。
原典より
三島より矢島、西島に至る間に十四ヶ所の清泉がある。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。