作らねば祟る三日月形の除地
どんな伝承か
水が清く、おもだかなどが生えている。二箇と苗代の境にある三日月形の小さな田で、地頭も祟りがあるとして除地にしていたが、作らないでいると二つの村に祟りがあるという。そこで二箇の村人が身を清め、別火をして耕した。収穫は精米で一斗二三升ほど、藁をすき込んで肥やしにする。この米は伊勢の神へ初穂として供えられ、今ではここを農事の始まりの場とし、この池を苗代の神として伝えている。
原典より
水清く、おもだかなど生えてゐる。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。