撫でられて泡と消えた子の川
どんな伝承か
東国から京へ上る途中の僧が、この辺りの家に立ち寄って茶を求めた。家の娘はその僧に恋い焦がれ、飲み残しの茶を口にしたところ身ごもり、やがて子を産んだ。三年の後、僧が再び訪れて娘から事情を聞き、その子を撫でると、子は泡のように溶けてこの川へ流れていったという。
原典より
東國より京に上る僧が、このあたりの家に立寄つて茶を乞ふた。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。