機を織る女と水の涸れた川
どんな伝承か
紫波郡佐比内の細峰を流れる川は、土用と寒中には水が一滴もなくなるという。昔、弘法大師が通りかかって水を求めたところ、その家の女は機を織っていて、忙しいといって与えなかった。大師は、ここは水無しかと言い残し、錫杖でこの川を突いて水量を減らしてしまったと伝えられている。
原典より
土用と寒中には水が一滴もなくなるといふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。