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奥入瀬の流れに寄り添う男女の顔

所在地青森県十和田市(奥入瀬渓流)
年代昭和52年春
登場キャバレー・ニューサロンの女子従業員ら、○々木キ○ヱさん
出典お化けと幽霊

どんな伝承か

昭和五十二年の春、青森市内のキャバレーに勤める女子従業員たちが、若葉に彩られた奥入瀬の遊歩道を散策し、自然の美しさを記念にと写真に収めた。出来上がったカラー写真を見た一同はぎょっとして、背筋が凍った。清流の中に、中折帽をかぶった男性の顔と、その左横に白い女性の顔が、寄り添うように写っていたからである。これは心霊写真に違いないということになり、一行の代表が著者のもとへ届けた。著者は、心中した者たちの川怨霊ではないかと記している。水に関わる霊は家の中よりも屋外に現れ、時刻は夜明けが圧倒的に多いという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

お化けと幽霊(大高興・1978年(昭和53年))

『お化けと幽霊』は、大高興が昭和五十三年に青森市の北の街社から出した、お化けと幽霊と心霊現象の解説書である。仮死からの蘇生や霊魂論に始まり、青森県内を中心とする心霊写真の実例、こっくりさんなどの霊界通信法、著者や知人が語る幽霊の体験談、江戸時代の『北越奇談』を著者が現代文に訳した天狗や鎌鼬の話を収める。問答の形でお化けを語る節、幽霊の存否論・分類・人相学、心理学者による心霊現象の否定を経て、巻末に心霊用語の解説を付す。

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