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結城治朝の金塊詐欺事件

所在地茨城県結城市大字結城(結城城跡)
年代明治〜昭和
登場岸本可賀美、結城治朝、天然社の主・詐欺の首謀者、金塊を残したとされた城の主(原典表記)
出典心霊現象の科学

どんな伝承か

巣鴨の神様と呼ばれた岸本可賀美の天然社には「金山彦六神」が祀られ、この神が毎夜岸本の夢枕に立って鉱山や金塊のありかを知らせると言いふらされていた。深川の大きな米問屋の主人がこれにだまされ、茨城県結城の町はずれにある結城治朝の城跡の地下に、治朝が死に際して子孫のために残した数億の金塊が眠っているから掘り出せとのお告げを受けた。主人は大いに期待して結城へ出向き、掘り始めの祝いに紅白の餅を町じゅうに配り、人夫を総がかりで集めて掘らせたが、もちろん何も出ずに終わった。岸本はのちに六年の刑に処せられたという。

原典より

その主人は大なる希望を以て結城へ赴き、掘初めの祝いとして紅白の餅を町中に配り、人夫を総狩りにして掘りだしたそうである。—— 心霊現象の科学(小熊虎之助・1974年(昭和49年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊現象の科学(小熊虎之助・1974年(昭和49年))

『心霊現象の科学』は、小熊虎之助が心霊現象を科学の立場から論じた研究書で、序とあとがきに昭和四十九年四月の日付がある。コックリ・自働書記・読心術・憑きものなどを心理学で説ける偽心霊現象とし、精神感応・交霊・千里眼・心霊物理現象を真実の心霊現象として心霊現象研究会の報告から吟味する。福来友吉が能力者とした三船千鶴子・長尾夫人・高橋夫人・三田光一の透視と念写は山川健次郎らの実験と照らして疑い、あとがきでは井上円了以来の研究史を概説する。

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