トップ > 鹿児島県の伝承 > 十島村

三田光一の金塊引揚詐欺事件

所在地鹿児島県鹿児島郡十島村大字中之島
年代昭和15年(1940)
登場三田光一、霊媒
出典第四の世界―心霊現象のなぞをとく

どんな伝承か

慶応三年、琉球王が島津藩に納める財宝を積んだ松保丸が七島灘の中の島沖で沈み、その引揚げの権利は人手を転々とした。昭和十五年、透視と念写で名高い三田光一がこの引揚げに加わり、会社が設立されて国家的事業とまで報じられた。三月に潜水夫を率いて現場へ向かった三田は、たやすく沈船の位置を言い当て、近くの孤島に小屋を建てて潔斎しながら指図した。しかし七月中旬までの四か月で揚がったのは、わずかな丁金や腐りかけた天保銭、鉄くずばかりだった。三田は箱五つとともに鹿児島へ戻ったが、警察に詐欺を疑われて逮捕され、懲役二年の判決をいさぎよく受けたという。

原典より

三田の透視能力は苦もなく沈船箇所をさがしあてた。—— 第四の世界―心霊現象のなぞをとく(田中千代松・1960年(昭和35年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

第四の世界―心霊現象のなぞをとく(田中千代松・1960年(昭和35年))

『第四の世界―心霊現象のなぞをとく』は、田中千代松が一九六〇年に著した心霊現象の解説書である。予言・千里眼・霊聴・霊言・自動書記・サイコメトリーなどの霊能から、幽霊の体験記、物質化した霊像、叩音、物体移動、心霊写真、ルルドの奇蹟、起訴された霊媒、デューク大学の超心理学までを、日本と欧米の事例を交えて扱う。東京大学教授後藤以紀の推薦文とまえおきに続く十六章で構成し、むすびで心霊研究のあり方を論じる。

種別から探す

透視念写沈没船三田光一金塊

十島村の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『第四の世界―心霊現象のなぞをとく』の伝承