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はごろも橋――天女の羽衣

所在地大阪府交野市大字私市(はごろも橋)
登場仙女(天女)
出典交野市史 民俗編――伝説

どんな伝承か

なべ石から少し下流、磐船街道から田原へ出る道に架かる橋が「はごろも橋」である。この橋について『河内名所図会』は、平安中期の歌人曾根好忠の家集『曾丹集』から、天の川にまつわる天女の話を引いている。昔、一人の仙女がこの谷川で水を浴びて遊んでいると、少年がいたずらにその衣を隠してしまった。仙女は天へ帰れなくなって夫婦となり、三年を過ごしたのちに飛び去った。それでこの川を天の川と呼ぶようになったという。

原典より

むかし一人の仙女あり、この渓水に浴して逍遙するところ小年の戯にその衣をかくす、ゆえに帰することあたわず、ついに夫婦となりて三年を経て飛び去るゆえに天の川と号す。—— 交野市史 民俗編――伝説(交野市(編)・交野市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

交野市史 民俗編――伝説(交野市(編)・交野市史)

『交野市史 民俗編――伝説』は、交野市が編んだ市史の民俗編から伝説の章を収めたものである。交野の各地に伝わる池・古墳・寺社・地名にまつわる伝えを集め、産所とよな池、弘法大師の蚊封じの池、獅子窟寺の再建の由来、小松寺の起こりなどを、所在地や文献の記述を添えて記す。郡津・倉治・私部・森・寺・傍示・私市・星田の八地区を節に立て、地区ごとに話を並べる。

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