日蓮斬首と満月状の光
どんな伝承か
文永八年(一二七一年)九月十二日、僧の日蓮が鎌倉の竜の口で首をはねられようとしたまさにその時、満月のような物体が空に現れたという。物体はまぶしいほどに輝き、刑を執り行う役人たちはすっかり肝をつぶして、とうとう処刑は取りやめになった。著者は、空に正体の分からない物が現れると恐慌や騒ぎが起きやすいとするジャック・ヴァレーの記述を引き、中世の日本に現れたUFOの一例としてこの出来事を紹介している。
原典より
たとえば、AD一二七一年の九月一二日(文永八年、亀山帝時代)、有名な日蓮という僧が、鎌倉の竜の口で斬首の刑に処せられる直前、空中に満月のようなものが出現した。—— 衝撃のUFO――過去・現在・未来(平野威馬雄・平野威馬雄・UFO研究・1975年(昭和50年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
衝撃のUFO――過去・現在・未来(平野威馬雄・平野威馬雄・UFO研究・1975年(昭和50年))
『衝撃のUFO――過去・現在・未来』は、平野威馬雄が一九七五年にまとめたUFOの読み物である。エゼキールの車輪や中世ヨーロッパ・日本の古記録、十九世紀の船の目撃から説き起こし、米国の研究家ロバート・エメネガーの本を紹介する形で、マンテル事件、ソコーロ事件、アポロ飛行士の目撃、コイン少佐のヘリコプター事件などをたどる。宇宙人の姿の報告や目撃したときの心得を添え、あとがきに全日空パイロットの目撃を報じた新聞記事を付ける。