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一本足の山姫が踊る雷電山

所在地埼玉県東松山市大字大谷(雷電山)
年代伝承
登場語り手、伝承者
出典東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

大谷の雷電山は、秋晴れのある一日だけ十里四方からくっきりと見え、美しい楽の音が響く。山姫さまが年に一度踊る日で、老人たちは、一本足の山姫は両足のそろったものを呪うから山へ入るな、どうしても見たければ片足跳びで登って二度栗を十七拾って供えよと戒めていた。ある若者が片足で山へ登り、二度栗山で栗を十七拾って雷電神社の社殿まで上ったが、夜になっても戻らない。翌朝、若者は自分の家の屋根の棟にしがみついて眠りこけており、着物の裾を大きな蛙がくわえていた。三日眠り続けた若者は何も語らず、年老いてから描いた山姫の絵姿は、蛙の足の一本足だったという。

原典より

山姫さまは一本足で、その足は暮蛙の足であったという。—— 東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説(東松山市(編)・東松山市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説(東松山市(編)・東松山市史)

『東松山市史 資料編 第5巻(民俗編)――伝説』は、東松山市の市史の民俗編のうち、伝説の部分を収めたものである。岩殿山の悪龍退治や比企一族の落人の話、永福寺の河童の詫証文、箭弓神社の銭絵馬、狐に化かされた話、神かくし、雪女郎など、市内の寺社・坂・沼・塚にまつわる四十六話を載せる。多くは会話を交えた物語の形で書かれ、筆者が幼い頃に母から聞いた話や古老から聞いたままの話も含み、末尾に〔 〕で由緒や文献の注を添える。

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伝説山姫一本足二度栗山の神

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