息子の力を喜び漫画家に相談した父
どんな伝承か
清田益章の父はすし屋を営んでいたが、もとから哲学書や超能力の本に親しみ、生きているうちに一度でよいからこうした不思議を本の上ではなく自分の身で味わいたいと、いつも思い描いていたという。だから我が子にその力が現れたとき、父は仕事も金もほかには何もいらないと思うほど喜び、息子の力を疑うことは一切なかった。父が漫画家のつのだじろうに相談を持ちかけたことが、清田がマスコミに出ていくきっかけになったと清田は振り返っている。
原典より
だから、自分の子供にそういうことができたってことで、「オレはもう、仕事もいらない、お金もいらない、なんにもいらない」と思ったんだって。—— サイキの海へ――超能力をめぐる対話(清田益章・宮内勝典・清田益章・超能力・1986年(昭和61年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
サイキの海へ――超能力をめぐる対話(清田益章・宮内勝典・清田益章・超能力・1986年(昭和61年))
『サイキの海へ――超能力をめぐる対話』は、宮内勝典と清田益章が一九八六年に交わした対談をまとめた本である。スプーン曲げで知られた清田の幼いころと超能力少年としての歩み、テレビ番組でインチキと報じられた事件、アメリカの大学での念写実験、病気治し、ロックや心理学への関心を率直に語り合う。宮内が出会いを記した序文に始まり、東京・雑司が谷で行った対話を小見出しで区切って収め、沖縄や石垣島のシャーマンに触れた宮内の結びで閉じる。