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首だけが葬られた柴崎様の宝篋印塔

所在地千葉県我孫子市柴崎(柴崎様)
年代天慶年間(伝承)
登場柴崎左馬督、落ちのびて首を切られた平将門の家来
出典我孫子市史 民俗・文化財篇

どんな伝承か

柴崎の清田家の裏に、柴崎様と呼ばれる宝篋印塔がある。平将門の家来柴崎左馬督が落ちのびて来て、ここで首を切られた場所だと伝えられ、そのとき首だけがこの地に埋葬され、胴体は将門の遺体とともに神田明神に葬られたという。ここには天慶二年九月十七日の位牌がある。のちに柴崎様の宅地に家を建てた男があったが、二、三年のうちに妻子が死に、豪気だったその男も死んでしまった。それ以来ここに家を建てる者はなく、小祠を祀って柴崎様と呼び、多くの参詣者が集まったという。

原典より

これは平将門の家来柴崎左馬督が落ちのびて来て、ここで首を切られたところである。—— 我孫子市史 民俗・文化財篇(我孫子市・我孫子市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

我孫子市史 民俗・文化財篇(我孫子市・我孫子市史)

『我孫子市史 民俗・文化財篇』は、市史の口承文芸の部分の抜き書きで、伝説の諸節と世間話の章が収められている。新木の二股竹、将門の井戸、藤姫の入水、七ツ塚、頸天神などの伝説を木・水・塚・祠堂・城跡と屋敷に分けて掲げ、奇人譚や河童・狐・偽汽車などの怪異・霊異譚を世間話として載せる。多くの話の後に、柳田國男らの説を引きつつ御霊や水神の信仰との関わりを考える解説を付し、末尾に本稿のまとめを置く。

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