鴨川の洪水に治水を教えた雨止み地蔵
どんな伝承か
大和大路四条の仲源寺に伝わる話。安貞二年八月、鴨川が洪水を起こしたとき、熱田為重が防除を命じられた。すると地蔵が現れ、為重に水を防ぐ手立てを教えたという。この地蔵はもと四条の東北、田の畔にあって畔の地蔵とも呼ばれ、往来の人が夕立に遭うとこの堂で雨宿りをした。そこから雨止の名が起こり、のちに転じて眼病にも霊験があると言われるようになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。