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行者長崎七右衛門が日清日露戦を予言

所在地神奈川県川崎市高津区
年代明治25年〜38年
登場長崎七右衛門、佐野常民、佐野常羽、宮地厳夫、常吉、岩崎英重、行者、宮地厳夫、予言を聞いた赤十字社長・伯爵、軍艦浪速に乗り組んだ海軍少尉候補生、予言を『日清戦役天佑紀聞』に収めた掌典長、長崎七右衛門の二男・お告げを書面で知らせた、常吉の書面の宛先の知人
出典心霊縦横談

どんな伝承か

神奈川県橘樹郡高津村北見に住む行者の長崎七右衛門は、農家に生まれ、十三歳のとき夢のお告げで行者を志し、武州日原の白石山に道場を設けて厳しい修行を積んだという。明治二十五年一月、知遇を得ていた佐野常民伯の家へ年始に訪れた折、二年後に日清の戦が起こると告げ、明治二十七年の出兵の際には日本の大勝と、佐野常羽の乗る軍艦浪速から負傷者が出ないことを語って、いずれも的中させた。講和後には十年後の日露戦を予言し、明治三十七年一月には白石山で数日断食して祈った。明治三十八年五月十九日付の二男常吉の書面には、海戦が二十七、八日ごろに始まるという神のお告げが記されていた。

原典より

明治二十五年一月、佐野伯爵家に年始の廻禮に来た時に、『本年から二年の後には、日清間にいくさが起る』と言つたのであります。—— 心霊縦横談(浅野和三郎・心霊縦横談 第一輯) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊縦横談(浅野和三郎・心霊縦横談 第一輯)

『心霊縦横談』は、浅野和三郎が心霊研究の立場から書いた論説と講演を集めた論集である。大正十五年二月の日付をもつ論説や、昭和三年の大連、昭和五年の大阪での講演記録を収め、科学と心霊現象、宗教と科学、予言の事実と理論、信仰の自由などを論じ、類似宗教の流行や禅僧の言説、ラジオの「朝の修養」の題材選びへの批判にも及ぶ。長めの論説・講演に短い時評を続けて並べ、一部の篇の末尾に日付と講演の場所を記す。

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