出口直子の自動書記
どんな伝承か
大正五年以降、浅野和三郎が丹波の綾部で鎮魂帰神法を指導していたころ、そこに集う修行者のあいだでは霊言や霊眼をはじめとする霊的現象が日ごとに起こり、手がひとりでに文字を書く自動書記の例も少なくなかった。浅野はその自動書記を示すよい見本として、大本の教祖である出口直子という女性の名を挙げている。
原典より
自動書記といふ現象も相當に多く、第一大本教祖の出口直子といふ婦人が、自動書記のよい標本でした。—— 心霊縦横談(浅野和三郎・心霊縦横談 第一輯) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊縦横談(浅野和三郎・心霊縦横談 第一輯)
『心霊縦横談』は、浅野和三郎が心霊研究の立場から書いた論説と講演を集めた論集である。大正十五年二月の日付をもつ論説や、昭和三年の大連、昭和五年の大阪での講演記録を収め、科学と心霊現象、宗教と科学、予言の事実と理論、信仰の自由などを論じ、類似宗教の流行や禅僧の言説、ラジオの「朝の修養」の題材選びへの批判にも及ぶ。長めの論説・講演に短い時評を続けて並べ、一部の篇の末尾に日付と講演の場所を記す。