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著者の綾部・大本教訪問

所在地京都府綾部市
年代大正七年(1918)九月
登場著者中村古峽・教祖
出典變態心理と犯罪

どんな伝承か

大正七年九月、著者は丹波の綾部に大本教を訪ねた。心霊現象や変態心理を研究する立場から、教祖の神懸りの状態を一度実際に見たいと思ったからだが、その望みはかなわなかった。代わりに滞在中は講話に出たり参考書や機関誌を読んだりして組織や教義を詳しく調べ、その中身の浅さに失望して帰京した。帰京の日はちょうど学会の例会の日で、旅行談として大本教のあらましと予言を紹介したという。その後、山陰の官吏や軍人まで綾部に馳せ参じる流行となり、著者のもとにも問い合わせが相次いだとしている。

原典より

余は(大正七年)九月、丹波の綾部に大本教を訪ねた。—— 變態心理と犯罪(中村古峽) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

變態心理と犯罪(中村古峽)

『變態心理と犯罪』は、雑誌『變態心理』を主宰した中村古峽による変態心理学の論集である。二重人格・夢遊病・狐憑き・神隠し・催眠術を心理学の立場から解き、大本教・天理教・金光教の神懸りを妄想や人格変換として退け、霊能を称する火渡りや針刺しなどの実験の種を明かす。終わりには迷信や二重人格のからむ大正期の犯罪事件の実話を収め、著者自身の被験者や綾部の大本教訪問の見聞も例に引く。

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